現在20代半ばの女性ですが、フルマラソンの大会に出たきっかけは、予想以上の体力低下です。
神戸マラソン大会の半年前、会社の同僚から市民体育祭に誘われ100mを走ることになりました。
学生の時は運動部に入っていたこともあり、そんなに心配することもないだろうと思っていましたが、練習中一回思いきり走っただけで軽い肉離れになりました。
本番は満足に走ることもできないまま、とっても恥ずかしい思いをしました。
20代半ばとはいえ、自分の体力の低下に驚き、このままじゃいけないと思ったことから神戸マラソンのフルマラソン大会に挑戦することになったのです。
そこで今回は、マラソン仲間のB子さんが神戸マラソンに向けた練習方法と、神戸マラソンを走った感想と完走できなかった原因などを語ってもらいました。
神戸マラソンに向けた私の練習方法
その時点で神戸マラソン大会の半年前でした。
もちろんフルマラソンを走ったこともなければ、元々長距離は苦手なタイプでした。
そのため、まずは長距離を走ることに慣れることからトレーニングをスタートしました。
フルマラソンに関連した本を読んだ上で、長距離走向けのフォームを身につけるために、姿勢や腕の振り方、足の出し方などを意識してウォーキングから始めました。そして、その流れでジョギングを1日30分行うことにしました。
学生時代以来、運動らしい運動をしていなかったので、ジョギング程度のランニングでもしっかり息が上がってしまう有様でした。
しかし、それが1ヶ月ほど経つと体がスムーズに動くようなって、段々と息も安定してきました。
そこからは徐々に走る距離と時間を延ばし、体を長距離に慣らすよう意識して練習しました。
目標はとにかく神戸マラソンの完走だったので、長距離を走れるように、ということだけを考えていました。
そうして仕事の日も休日も、一日も休まず走っていました。
ですが、大会数ヶ月前になって急に仕事が忙しくなったことで、休日しか走る時間が取れなくなってしまったのです。週2日しか走れなくなってしまったことで練習量はガクッと減り、不安を残したまま神戸マラソン大会に臨むことになってしまいました。
神戸マラソンを走った感想と完走できなかった原因
そして迎えた神戸マラソン大会の当日。
最後の1ヶ月は特に満足に練習することができず、不安でいっぱいの初マラソンでした。
そのコースは起伏が激しく、初心者には難易度が高いと聞いていましたが、実際走ってみると全くその通りでした。
スタートから下り坂、そして走り出し5kmの間に上り坂と、最初から体力を使うコースでした。なんとか15kmを過ぎた辺りで、もう疲れが足にきてしまいました。
元々3kmを走るのもやっとというほど体力がなかったので、個人的には大きな進歩だと感じました。
しかし、まだまだゴールまで先は長いのに、途方にくれることになってしまったのです。
それでも沿道の声援やボランティアの方々の励ましのおかげで、なんとか20.9km地点までたどり着き、そこで関門のタイムオーバーとなりました。完走できなかった原因は、とにかく練習不足の一言に尽きます。
目標が完走であれば、走り方さえ身につけていれば達成できたはずなのに、最後の1か月~2か月ぐらいは、ほとんど走れなかったことが仇となりました。
元々体力のある人であれば少しの練習で完走できたかもしれませんが、初心者のわたしはフルマラソンを完走できる走り方を身につける必要があったのです。自分の体力や体質を鑑みて、それに向けての練習方法を考えながら実行することが何より大切だと感じた神戸マラソン大会でした。